プリンタ 複合機を試す

2006年には、地上デジタルのワンセグ放送も開始されることから、地上デジタルとの組み合わせでエンターテインメント系の情報提供サービスにおける「放送」の占める重要度がますます高まっていくであろう。 カーナビゲーション端末はいわゆるデジタル家電と呼ばれる機器の中でも、力、なり高額な商品であり、比較的値崩れが発生していない商品であった。
しかし、前述の通りハードウェアの技術的な面が成熟し、普及率も上がってきたことから、「機器」自体の価格競争は避けられないと考えられる。 金額ベースの車載端末市場規模は、図表5.3−3のように2007年度以降減少すると予測される。
出荷台数は増加しても単価が落ちていくからである。 このような状況のもと、各自動車メーカーは、自社の顧客の囲い込みとさらなる収益化のために、テレマテイクスサービスを進化させている。
当初は月額料金制でスタートしていたものの、現在は実質ほぼ無料での提供が主となってしまっている(Hは無料、T、N産は初年度無料など)。 携帯電話によるインターネットサービスが普及しているせいもあって、ユーザーはディーラーでの自動車の検査などにお金を払うことはあっても、自動車の情報サービスにお金を払うという意識が少ない。
自動車メーカーにとっては、テレマテイクスサービスが自社の自動車の魅力を増す要素となることから、ユーザーから月額料金を獲得することが難しいとしても、ユーザーを囲い込むためにサービスを行う意義はあるであろう。 一方、市販品メーカーは、テレマテイクスサービスに関しては遅れているのが現状であり、依然として機器としてのカーナビゲーション販売に終始してしまっている感がある。
前述のように、ハードウェアの性能に関しては、かつてのような市販品の純正品に対する先進性が薄れており、サービス面でいかにユーザーに訴求するかが重要になっている。 特にテレマテイクスサービス、中でも渋滞情報などのきめ細かい情報提供サービスは、ユーザーニーズの高い分野であり、このサービスを向上し続けることは、今後の市販品カーナビゲーションにも必要となってくるであろう。
それを実現するためには、市販品を提供しているメーカーが、各社単独でそれらのサービス提供を行い、互いに競うだけではなく、協調すべき部分においては協業することが求められる。 特にプローブカーシステムによる情報の収集では、機器を搭載するユーザー数が多いほど有利であり、協調することによるメリットは大きい。



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